キャンプ場レビュー

【初心者必見】冬キャンプでの失敗あるあると、対策を紹介!

ますます加熱する冬キャンプの勢い。

適切な装備をそろえれば、冬キャンプは夏キャンプよりも数段快適に過ごせるので、ある程度経験をつんだキャンパーはこぞって冬キャンプを楽しんでいます。

今回は、冬キャンプデビュー予定の方向けに『冬キャンプの失敗あるある』と、その対処法をお届けします。

来るべきキャンプのベストシーズンを快適に過ごせるように。

冬が到来する前に、しっかりと予習をしておきましょう。

【初心者必見】冬キャンプでの失敗あるあると、対策を紹介!

人や施設などが少ない分、キャンプ場は街中より寒いです。

なので冬キャンプ初心者さんにとって想定外と感じる出来事がよく起こります。

この記事では筆者の『失敗談』と実際にとった『対策』を紹介しますので、みな様は私の屍をのりこえて頂き、初回から快適に冬キャンプを過ごして頂きたいと思います。

水が凍っていて使えない

水道の水が凍ることは想定していましたが、ペットボトルの水も凍るのを忘れていた筆者。

アホですね。

水がこおったままでは朝ごはんを作ることもままなりません。

持参した水を凍らせないための対策は、クーラーボックスの活用です。

初めての冬キャンプで『食材腐らないからクーラーボックスいらね』と考えたあの日の自分。

冬のクーラーボックスは、食材を腐らせないためではなく、凍らせないために必要なのだと痛感した出来事でした。

  • 失敗談:水道だけでなく、ペットボトルの水も凍る。
  • 対策:冬キャンプでもクーラーボックスを活用する。

ガスが付かない

ノーマルガス(主にブタンガス)は沸点が高いため、寒冷地では使えません。

おそらく0°C〜5°C前後で、火力がかなり弱くなってしまいます。(ドロップダウン)

なので、冬キャンプではパワーガス(イソブタンやプロパンガスが含まれるガス)を使わなければなりません。

パワーガスは、ノーマルガスに比べ高価ですが、冬キャンプではマストアイテムなのでケチらずに買っておきましょう。

ノーマルガスを貼るタイプのカイロで温めるという裏技もありますが、安全上オススメはできません。

  • 失敗談:ガスが付かない。
  • 対策:パワーガスを活用する。
  • 対策:ガスをカイロで温める。(非推奨・自己責任)

安物シュラフの表記温度を鵜呑みにした

まともなメーカーのシュラフは、ヨーロピアンノームという国際基準で快適温度(comfort)・下限温度(limit)・限界温度(extreme)を定めています

モンベルで言うとこんな感じですね。

一流メーカーのシュラフは、ヨーロピアンノームに従った温度表記をしていますが、そうでもないメーカーのシュラフは、あくまで『メーカーの発表値』なので要注意です。

例えばこちらの5,000円ほどのシュラフは、マイナス15°c耐寒とうたってますが、

 

情報を鵜呑みにして本当にマイナス15°cの場所でキャンプをすると、100%えらい目に遭います。

  • 失敗談:無名メーカーの安物シュラフの表記温度を鵜呑みにした。
  • 対策:安物シュラフの表記温度にプラス10°〜15°cで考える。
  • 対策:信頼のおけるメーカーのシュラフを購入する。

 

 

上着に穴を開けた

冬キャンプと言ったら焚き火は欠かせませんよね。

でも、実際に焚き火をやってみると分かるのですが、思った以上に火の粉が上がります。

火に弱いナイロン製品などは、火の粉が付くと速攻で穴が開きますので要注意。

なので焚き火をする時はコットン製のアウターを着用し、大切な上着を火の粉から守りましょう。

大きめのサイズのモノを購入し、ダウンなどの上から羽織りたいですね。

  • 失敗談:焚き火の火の粉で高価な上着に穴を開けた
  • 対策:コットン製のアウターを着用する。

テントに穴を開けた

焚き火をするときにテントと充分な距離を取るのは当たり前。

それでも急な風によって、火の粉は思わぬ場所に飛んでいきます。

爆ぜた薪が吹き飛んで、テントに直撃!なんてこともよくあることです。

大切なテントに穴を開けないために取るべき対策は以下の通り。

  • 失敗談:大切なテントに穴を開けた。
  • 対策:焚き火の際はテントと充分な距離をとる。
  • 対策:TC生地のテントを使用する。
  • 対策:風防を使用し、焚き火を囲いこむ

 

 

スマホのバッテリーが飛ぶ

冬キャンプでは寒さの余り、電化製品がうまく動作しないことがあります。

そんな中で最も気をつけなくてはならないのはスマホのバッテリーです。

スマホを寒い場所に放置しておくとあら大変。

ついさっきまで満タンだったバッテリーが完全に飛んでしまっています。

スマホが使えないことは結構な危機&ストレスですので、大型電源やモバイルバッテリーは絶対に持参しましょう。

ただし、モバイルバッテリー自体が寒さで飛んでしまう場合があるので要注意です。

  • 失敗談:寒い場所にスマホを放置したらバッテリーが飛んだ。
  • 対策:できれば大型電源、最低でもモバイルバッテリーは持参する。

 

 

ストーブの灯油が漏れる

冬キャンプのオトモ、石油ストーブ。

石油ストーブは暖かく、メンテナンスも楽なので気軽に使うことができます。

ただし、運転時には灯油が漏れないよう、気をつけなければなりません。

灯油漏れをしてしまうと、しばらくの間車内が臭ってしまいますからね。

灯油漏れをさせないためのポイントは、運搬前に満タンまで給油しないこと。

ストーブの種類にもよりますが、給油量は多くても8割程度までにしておきましょう。

 

 

ウインドウォッシャー液が凍る

適当なウインドウォッシャー液を使っていると、凍ってしまいトラブルにつながります。

トラブルの種類はだいたい下記の2つです。

  1. 液が凍って噴射されない。
  2. 噴射された液をワイパーで拭き取った瞬間にガラス一面が凍る。

①のトラブルはまだマシですが、②のトラブルは視界が一瞬でゼロになるのでとても危険です。

冬キャンプに行く際は、ウィンドウォッシャー液にも注意してください。

【初心者必見】冬キャンプでの失敗あるあると、対策を紹介!まとめ

失敗談対策
水が凍っていて使えない冬でもクーラーボックスを活用する
ガスがつかないパワーガスを用意する
安物シュラフに騙される信頼できるメーカーのシュラフを使用する
上着に穴をあけたコットン製のアウターを着用する
テントに穴をあけた充分な距離・TC素材・風防の活用
スマホのバッテリーが飛ぶポータブル電源・モバイルバッテリーの活用
ストーブの灯油漏れ満タンまで給油して運ばない
ウインドウォッシャー液が凍る凍らないウォッシャー液の活用

以上、初心者向けの冬キャンプでの失敗あるあると対策事例でした。

充分な準備を整え、快適な冬キャンプを!

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村のカズさん
松戸市在住40代男性キャンパー。ソロキャン7割・ファミキャン3割で、年に20泊ほどキャンプしています。「ソロキャンもファミキャンも楽しみたい」世のお父さんキャンパーの為にブログを立ち上げました。