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キャンプ道具関連

【使用レビュー】トヨトミレインボーストーブを3年間使い倒した結果報告

冬キャンプの強い味方、石油ストーブ。

薪ストーブより手軽に使えてメンテナンスも楽なので重宝するアイテムです。

アウトドアに適した石油ストーブは各種ありますが、筆者は『トヨトミレインボーストーブ』を愛用し、丸々3年間使い倒してきました

冬キャンプでの使用回数は少なくとも20回、家での普段使いでは少なくとも200回

時間にすると1,000時間は稼働しています。

トヨトミレインボーストーブを使い込んだ感想をお伝えしますので、購入の判断や日々の使い方の参照にして頂ければと思います。

【使用レビュー】トヨトミレインボーストーブを3年間使い倒した結果報告

筆者がトヨトミレインボーを使い込んで感じたポイントがこちら。

  • トヨトミレインボーの唯一の欠点は火力不足
  • 見た目もフトコロにも優しい
  • メンテナンスはとてもラク。ズボラ管理でもイケる
  • キャンプで使い勝手よし
  • 家でも使い勝手よし
  • トヨトミレインボーを買ってよかった。が・・!

トヨトミレインボーの唯一の欠点は火力不足

家での普段づかいでは快適に使えるトヨトミレインボー。

しかしながらトヨトミレインボー単体で冬キャンプを快適に過ごすのは難しいと感じます。

もっとダイレクトな表現をすると、トヨトミレインボー単体では寒い』です。

理由は2つ。

トヨトミレインボーは対流型ストーブだから。

単純に出力が弱いから。

トヨトミレインボーは対流型ストーブだから
  1. 温めた空気が真上に放出される。
  2. 天井にぶつかった暖気が対流することで空間を暖める。

トヨトミレインボーは、この上ないシンプルな仕組みをしています。

暖気を横に伝える機能を持たないので、空間が温まるまでに時間がかかります

冬キャンプで使う場合、テント上部の換気口からダイレクトに暖気が抜けてしまうので、別途空気を攪拌(かくはん)する機械が必須です。

トヨトミレインボーストーブにサーキュレーターエコファンを組み合わせることで、それなりに暖かく過ごすことができます。

単純に出力が弱いから

トヨトミレインボーの火力は、残念ながら高くありません。

他の石油ストーブと比較すると下記の通り。

名称出力写真
トヨトミレインボー2.5KW
フジカハイペット2.5KW
アルパカストーブ3.25KW
コロナ石油ストーブ5.14KW
トヨトミギアミッション6.66KW

小型石油ストーブに属するトヨトミレインボーの出力は、見ての通り高くありません。

トヨトミレインボーにサーキュレーターなどを組み合わせても、暖かく過ごせるのは中型テントまで

あくまで私の肌感覚ですが、ノーマルのサーカスTCが快適に過ごせる限界サイズです。

2ルームテントなどの大型テントでキャンプをする場合は、トヨトミレインボーでは力不足ですので要注意です。

見た目もフトコロにも優しいストーブ

火力不足が否めないトヨトミレインボーストーブ。

しかしながら、この弱点を裏返せば『燃費が良い』という長所になります。

トヨトミレインボーストーブをマックス火力で使用しても、灯油代は1時間あたり約25円。(1リットル👉100円で換算)

なので、キャンプで一晩使ったとしても250円程度。

高出力のギアミッションだと同条件で一晩当たり約600円なので、比較するとかなり安いです。

燃料が高くつく薪ストーブと比べると、コストは1/5〜1/10程ではないでしょうか?

燃料代金だけでなく、本体価格も控えめなトヨトミレインボー。

最安モデルであれば、20,000円程度で購入できます。

見た目だけでなくフトコロにも優しい

トヨトミレインボーストーブは、とても経済的な暖房器具です。

メンテナンスはとてもラク。ズボラ管理でもイケる

トヨトミレインボーのメンテナンスはとてもラク。

ほぼノーメンテのズボラ管理でも(今のところ)問題ありません。

メンテナンスの注意点はただ一つ。

シーズン終わりにタンク内の灯油を完全につかい切ること(から焼き)だけです。

さすがにから焼きをしないと、芯が劣化してしまうのでご注意ください。

使わない季節の保管も超手抜き

購入時のダンボールに入れておくだけです。

こんなズボラ管理でも、4シーズン目の現在も絶好調稼働中です。

村のカズさん
村のカズさん
年一回、タンク内の石油を完全に使い切ることだけ意識すれば、そうそう壊れない(はず)。

キャンプで使い勝手よし

トヨトミレインボーは、キャンプで使い勝手が良いストーブです。

サイズ感がちょうど良く、灯油漏れしにくいので持ち運びに適しています

実際キャンプで20回は稼働していますが、一度も灯油漏れをしたことがありません

また、トヨトミレインボーは燃費が良いので、一泊のキャンプなら予備の灯油が不要

荷物を減らせるので、積載がかさみ気味な冬キャンプと相性がぴったりです。

天板を使って煮込み料理を楽しんだり、七色の光に癒されたり。

トヨトミレインボーは1台で

  • 暖房器具
  • 調理器具
  • ランタン

の3役をこなす有能アイテムです。

ただし、幕内での使用は自己責任となります。

一酸化炭素中毒にならないよう、適度な換気・一酸化炭素チェッカーの活用を心がけてください。

家でも使い勝手よし

トヨトミレインボーは、キャンプだけでなく家での使い勝手も良いです。

機密性の高いマンションなら、八畳間くらいの空間をしっかりと暖めてくれます。

静音性が高い・使用中に灯油の匂いがしないなど、普段の生活に干渉するような不快なポイントもありません。

(消火時にやや匂いますが慣れると思います。)

そして何よりすばらしいのが『七色のひかり

レインボーストーブの優しい光を眺めつつコーヒーを飲むだけで、家に居ながらキャンプ気分を味わえてしまいます。

家でも癒しを与えてくれるレインボーストーブ。

レインボーストーブがあれば暖と明るさを確保できるので、停電などが起きた際の備えにもなります。

災害などが発生するとガスや電気が使えなくなるので、レインボーストーブがあるとかなり安心できます。

トヨトミレインボーを買って良かった・・が!

結論、トヨトミレインボーを買ってよかったと感じてはいますが、手放しで絶賛しているわけではありません。

キャンプでの使用を考えると、もう少しパワーが欲しいと感じるからです。

買ってよかった度を星で表すと

キャンプでは:

家用としては:

平均数値だと:

といったところです。

今、石油ストーブを買うとしたらハイパワーモデルの『ギアミッション』を購入します。

火力がトヨトミレインボーの3倍もありますし、ミリタリー風の外見もそそりますからね。

【使用レビュー】トヨトミレインボーストーブを3年間使い倒した結果報告 まとめ

トヨトミレインボーを3年間使い倒した感想は下記の通り。

冬キャンプでは力不足

👉サーキュレーターなどが必須。大型テントでは寒い。

見た目もフトコロにも優しい

👉本体価格は20,000円、灯油代は1時間当たり25円。

ズボラ管理でもイケる

👉年1回のカラ焼きだけは忘れずに。

キャンプで使い勝手よし

👉灯油もれしにくく1台3役。

家でも使い勝手よし

👉普通に暖かい。キャンプ気分を楽しめる。

トヨトミレインボーを買ってよかった・・が!

👉今買うならギアミッションを買う。

トヨトミレインボーは、キャンプより家での普段づかいに優れています

小型幕〜中型幕なら快適に過ごせますが、大型幕では力不足なのでご注意を!

暖かい?それとも寒い?トヨトミレインボーで冬キャンプを快適に過ごせるか検証冬キャンプを快適に過ごすには暖房器具が不可欠。さまざまな暖房器具がありますが、『コスパよく・手っ取り早く暖まりたい』なら石油ストーブがおすすめ。今回は『トヨトミレインボーストーブ』に焦点を当て、トヨトミレインボーストーブで冬キャンプを快適に過ごせるのか?考察してみます。...

 

ABOUT ME
村のカズさん
松戸市在住40代男性キャンパー。ソロキャン7割・ファミキャン3割で、年に20泊ほどキャンプしています。「ソロキャンもファミキャンも楽しみたい」世のお父さんキャンパーの為にブログを立ち上げました。