ファミリーキャンプをはじめたい。
しかしながら、スマートにファミキャンデビューをするには多くの知識が必要です。
知識不足で準備をすると、無駄に時間とお金を使ってしまいます。
この記事は、『ファミリーキャンプデビューで失敗したくない』お父さんに向けた完全ガイドです。
ファミキャンデビューに必要な情報を、当記事とリンク記事にて完全網羅しました。
当記事を読めば、ファミキャンデビューで感じる
- キャンプデビューで失敗したくない
- 何を準備すれば良いかわからない
- どんな順番で段取りを組めば良いかわからない
- どの道具を選べば良いのかわからない
このような不安を7つのステップで解消できます。
キャンプは自然を相手にするレジャー。
不確定要素は多いですが、一つ一つクリアーし、家族で楽しくキャンプデビューを飾りましょう。
【完全ガイド】失敗しないファミリーキャンプのはじめ方 7つのステップで徹底解説
まずはファミキャンデビューを成功させる7つのステップを記します。
ステップ①:奥さんを味方につける
ステップ②:キャンプスタイルとおおよその予算を決める
ステップ③:デイキャンプに行く
ステップ④:キャンプ場を予約する
ステップ⑤:キャンプギアを購入する
ステップ⑥:キャンプ当日のスケジュールを立てる
ステップ⑦:キャンプ前日に買い出しと積み込みを済ませる
つづいて、各ステップごとに詳細を記します。
ステップ①:奥さんを味方につける
はじめから奥さんがキャンプに乗り気の方は、ステップ①を飛ばしてステップ②に進んでください。
奥さんにキャンプの興味を持たせ、味方にすることは最初にして最大のポイント。
ココを成功できるか否かで、今後の流れが大きく変わります。
ゲームの難易度選択に例えると
- 嫁を味方にできた👉イージーモード
- 嫁を味方にできなかった👉エクストラハードモード
このくらいの差が生じます。
超重要なステップですので、焦らずにじっくり時間をかけて進めましょう。
奥さんを味方につけることで
- キャンプの予算が増える
- キャンプでの戦力が増える
- キャンプのスケジュールが立てやすくなる
などなど、大きな恩恵を受けられます。
では、どのようにすれば奥さんを味方にできるのでしょうか?
答えは『シングルバーナーを使ったお気軽アウトドア体験』です。
シングルバーナーとコーヒー・紅茶・カップ麺などを手に、奥さんを誘って近所の公園などに出かけてみましょう。
アウトドアのおもしろさを体験することで、キャンプに対するハードルを下げるのです。
うまくいけば、奥さんの方から『キャンプをはじめたい』と言い出すかもしれません。
詳しい内容はこちらの記事にまとめました。
作戦を成功させるため、シングルバーナーだけは先に買ってくださいね。
万が一、お気軽アウトドア体験が奥さんの気に沿わなくとも、シングルバーナーは無駄になりません。
シングルバーナーはソロキャンプや災害時にも使えるからです。
ステップ②:キャンプスタイルとおおよその予算を決める
奥さんを味方につけたら、次はキャンプスタイルを決めます。
具体的には、下記の2点を決めましょう。
- 冬もキャンプをするのか
- ハイスタイル・ロースタイルのどちらにするか
冬キャンプをするか・しないかで予算が大きく変わってきますし、ハイスタイル・ロースタイルどちらにするか決めないと、道具を選べないからです。
ハイスタイルとは、高さがあるイスやテーブルを使うスタイルです。
一般的なキャンプスタイルで、スタンダードスタイルとも呼ばれます。
ハイスタイルのメリット
①作業がしやすい:イスやテーブルに高さがあるので、作業しやすいことがメリットです。例えば、ある程度高さのあるテーブルの方が、料理しやすいですよね。
②立ち上がりやすい:高さがあるイスに座っているので、立ち上がり易いです。
低いイスから立ち上がる時のように、『よっこいしょ』的な勢いが不要で、腰に負担をかけません。
ハイスタイルのデメリット
①高さがある道具が主体のため、サイズが大きくなり積載を圧迫します。
また、道具のサイズが大きいため、必然的に重さもネックになります。
②高さがあるイスを使うため、小さな子どもは地面に足がつきません。
よって、安全使えるよう手助けが必要になることがあります。
ロースタイルとは、高さが控えめのイスやテーブルを使うスタイルです。
最近の流行スタイルで、多くのキャンパーがロースタイルでのキャンプを楽しんでいます。
ロースタイルのメリット
①ハイスタイルの道具に比べると、ロースタイルの道具は軽くてコンパクトです。
そのため積載を圧迫せず、持ち運びもラクです。
②足を伸ばしてすわる姿勢なので、よりリラックスして過ごせます。
また、最近の流行に乗っているスタイルなので、オシャレな道具が充実しています。
ロースタイルのデメリット
①低い姿勢で座っているので、食事や調理がしにくいです。
ローチェアに座るとくつろぎ姿勢になるので、作業に向きません。
②低い姿勢で深く座っているので、立ち上がりにくいです。
そのため、アクティブに動き回る方には向きません。
ファミキャンのホスト役であるお父さん方には悩ましいポイントです。
奥さんと一緒に、インスタを見ながら理想のスタイルを見つけるのも楽しいと思います。
スタイルが決まったら、初期装備にかける予算を決めましょう。
予算はおおよそで構いません。
アバウトでも、『このくらいの予算で初期装備をそろえたい』と夫婦間で合意をとることが大切です。
できればこの段階でテントと焚き火台を購入すると、次のステップがスムーズに進みます。
ステップ③:デイキャンプに行く
キャンプスタイルを決め、おおよその予算も決まったら、テントと焚き火台を持ってデイキャンプに行きましょう。
デイキャンプは、泊まりキャンプに備える『総練習』のイメージです。
具体的にはデイキャンプで下記の2点を行います。
- 実際に焚き火をしてみる
- 実際にテントを設営してみる
ステップ②の段階でテントと焚き火台を購入することが前提になっています。
まだ購入してなければ、焚き火かテント設営か、どちらか一つでも良いので経験しておきましょう。
焚き火もテントの設営も、実際にやってみないと勝手がわからないからです。
例えば、焚き火で着火がうまくいかなかったり、テントの設営で思ったより時間がかかったたり。
キャンプにトラブルは付き物ですが、はじめての焚き火とテント設営は鬼門ですので、このステップでマスターしておきましょう。
焚き火のやり方についてはこちらの記事を参照して下さいね。
また、松戸市には格安でデイキャンプができる施設『21世紀森と広場』があります。
都内から1時間圏内で行ける、かなりおすすめの施設ですので、詳しくはこちらの記事を参照してください。
ステップ④:キャンプ場を予約する
総練習である『デイキャンプ』と並行して、キャンプ場の予約を進めます。
キャンプ場を選ぶ上で大切なのが下記の3点です。
キャンプ場の設備
移動時間
何がしたいのか
はじめてのキャンプなら、設備が充実しているキャンプ場が無難です。
具体的には
- 車を横づけできる:設営・撤収が楽で、緊急時に安心できる。
- 電源が使える:家で使っている電化製品が使えるので安心できる。
- 管理人が常駐している:何かあったらいつでも気軽に相談できる。
- お湯が出る:特に秋〜冬はありがたい。水では油汚れは落ちない。
- 清潔である:不潔なトイレは使いたくないですよね?
クチコミなどで情報収集すると良いですね。
はじめてキャンプをする場合は、自宅から近いキャンプ場を選びましょう。
初キャンプでは作業時間を憶測しにくいので、長時間の移動は大きな負担になるからです。
移動に時間を取られると、くつろげる時間が減るばかりか、ストレスや疲れも感じてしまいます。
目安として、自宅から2時間以内で行けるキャンプ場をリストアップし、その中から条件にあったキャンプ場を選ぶと良いでしょう。
キャンプで何をしたいのか明確にすると、キャンプ場を絞り込めます。
例えば
『高原のキャンプ場で綺麗な星を見てみたい』
『海辺のキャンプ場で釣りを楽しみたい』
『遊具が充実しているキャンプ場で子どもと遊びたい』
などのニーズがあるでしょう。
キャンプのテーマを家族で決め、やりたいことができるキャンプ場を選んで下さい。
全ての条件を満たすキャンプ場は稀ですので、優先順位をつけて決めてくださいね。
また、人気のキャンプ場ほどすぐに予約がうまります。
キャンプの日程が決まったら、1秒でも早く予約を進めましょう。
ステップ⑤:キャンプギアを購入する
あらかじめ決めておいた予算で、必要なギアを選びます。
ギアの選定ポイントは、事前にサイト全体のコンセプトを決めておくことです。
全体コンセプトで大切なのは『サイトカラー』と『めざす路線』の2つ。
まずは『サイトカラー』について説明します。
サイトカラー
キャンプサイト全体の主体となる色。
テントやタープ、イスやテーブルなどの大きめのギアの色あいで決まります。
例えば・・
- アイボリー系のサイト。
- モノトーンのサイト。
- アースカラーのサイト。
などがあります。
テントが赤で、タープが緑で、テーブルが銀で、チェアが黄色・・想像するだけでダサいですよね。
サイトカラーの統一はおしゃれキャンパーへの道しるべ。
コスパだけでギアを選ぶと、色味がバラバラになる傾向があるので要注意です。
次に『めざす路線』について説明します。
めざす路線
自分たちのキャンプサイトのありたい姿です。
例えば・・
- 子ども受けの良い『かわいい路線』
- 奥さまが好みそうな『おしゃれ路線』
- 男性が好みそうな『無骨系』
などがあります。
『サイトカラー』と『めざす路線』を掛け算して、どんなキャンプサイトを作りたいのか、事前に家族と決めておきましょう。
例えば
『モノトーンのおしゃれサイト』
『アースカラーのナチュラルサイト』
『シルバー基調の無骨系サイト』
などのイメージがあります。
全体コンセプトを決めておくと、ダサキャンパーを回避できますし、ムダな衝動買いを抑えることができます。
ここまで決まれば、あとは予算と相談して購入するだけ。
好きなブランドで固めるも良し。
口コミを信じて買うのも良しです。
参照として、5万円でファミキャン装備一式を揃える記事
10万円でファミキャン装備一式を揃える記事で
サイトカラーを意識した高コスパギアを紹介しています。
本当はあんまり教えたくないブランド。VENTLAX。
ステップ⑥:キャンプ当日のスケジュールを立てる
キャンプの日程が近づいたら、当日のスケジュールを立てます。
気ままなソロキャンプなら無計画でも問題ないですが、ファミリーキャンプではそうは行きません。
事前に計画を立て、家族と共有しましょう。
とは言えはじめてのキャンプだと、作業にかかる時間の目測が立てにくいのでスケジュール通りに進みにくいもの。
ですので下記のポイントを意識してスケジュールを立てましょう。
- あれこれ詰め込まず、余裕を持たせる
- やりたい事の優先順位を立てておく
- 1時間前行動を心がける
余裕を持ったスケジュールを組めば、渋滞やトラブルにあっても焦らず対応できます。
キャンプ当日のスケジュールについては、下の記事で詳しく説明しています。
ステップ⑦:キャンプ前日に買い出しと積み込みを済ませる
キャンプ当日にスムーズに出発できるよう、前日に買い出しと積み込みを済ませます。
積み込みでありがちなミスが忘れ物。
忘れ物を撲滅するために、『忘れ物防止スプレッドシート』を作成したので活用下さい。
大物から小物まで全84アイテムを網羅しました。
個人的によく忘れる物は赤字で記しましたので、皆さまも気をつけて下さい。
大きな失敗を避けつつ、ちょっとした失敗は楽しむ
ここまで、『失敗しない』ファミリーキャンプのはじめかたを紹介してきました。
矛盾するようですが、キャンプでは『大きな失敗』を避けつつ、ちょっとした失敗は楽しむことが大切です。
避けるべき『大きな失敗』は下記の通り。
- ルールやマナーを破ることでの隣人トラブル
- 熱中症・食あたりなどの暑さによるトラブル
- ケガ・火傷などの身体的トラブル
これらのトラブルが起きると、楽しむどころではなくなります。
子どもを放置すると発生しやすいトラブルですので、大きな子どもにはルールやマナーを言い聞かせ、小さな子どもは目を離さないようにして下さい。
【完全ガイド】失敗しないファミリーキャンプのはじめ方 7つのステップで徹底解説 まとめ
①奥さんを味方につける
シングルバーナーでアウトドア体験を。
ファミリーキャンプがイージーモードに。
②キャンプスタイルと予算を決める
冬キャンプも楽しむか?
ハイスタイル?それともロースタイル?
③デイキャンプに行く
テントを設営してみる。
焚き火をしてみる。
④キャンプ場の予約をする
設備と移動時間に注意。
キャンプで何をしたいのかを考える。
⑤キャンプギアを購入する
サイトカラーを意識する。
目指す路線を意識する。
⑥キャンプ当日のスケジュールを立てる
余裕を持って早めの行動。
やりたいことの優先順位を決める。
⑦前日に買い出しと積み込みを済ませる
忘れ物防止リストを活用する。
皆さまのファミキャンデビューが、楽しい思い出になることを願って。