OGAWAから2017年に発売されたツインピルツフォークTC。
販売されて相当期間たった今でもなお、キャンパーを魅了し続ける人気の高いシェルターです。
筆者がツインピルツフォークTCを購入して1年半。出撃機会は約10回程となりました。
それなりに使い込んだ感がありますので、ここいらでレビューをしてみたいと思います。
結論、めちゃくちゃ良いシェルターですよ!
OGAWA ツインピルツフォークTC 10泊使い込んでのレビュー
OGAWA製
テクニカルコットン幕
気品がある白幕
展開サイズ | 630×335×210cm |
収納サイズ | 65×35×30cm |
重量 | 幕体:8.4kg ポール:1.7kg |
耐水圧 | 350mm |
価格 | 104,500円 |
筆者がOGAWA ツインピルツフォークTCを購入した理由
ズバリ、セールで売っていたから。
2020年のワイルドワンの正月のセールで、本体価格60,000万円程度で購入。
ツインピルツフォークTCの定価は10万円超えなので、かなり安く購入できました。
とは言え小遣い制の筆者からすると、年に一度あるかないかの決断と言って良い高価な買い物。
オプションのハーフインナーも購入したので、合計約8万円の出費となりました。
高価な買い物でしたが、結果大正解!
今ではキャンプでの1番の楽しみが、ツインピルツフォークTCの張り姿を眺めることになっています。
ツインピルツフォークTCはこんな幕
床がないシェルター型の幕体
ツインピルツフォークTCには床がありません。
ですので、ツインピルツフォークTCで寝るには次のうちのどれかが必須となります。
- 純正のインナーテントを活用する
- 適当なテントをカンガルーテントとして活用する
- コットを活用する
純正のインナーテントには、ハーフインナーとフルインナーの2種類があります。
ハーフインナーは大人1人&子ども1人の2人用(大人2人はかなりキツイです)
フルインナーは大人3名〜4名まで対応できますので、用途によって使い分けると良いです。
ハーフインナー・フルインナーともに価格はそれなりにしますが、手取り早く快適空間を作りたいのならおすすめです。
カンガルーテントとして有能なのがこちらのモノポールインナーテント。
シェルターやタープの下で快適に眠るための、カンガルースタイルの自立式テント。
安心と信頼の『テンマクデザイン』ブランドの商品にもかかわらず、安価なので非常にオススメです。
通気性の高いメッシュタイプもありますので、シーズンにより使い分けできればベストですね。
現状、我が家では2〜3名での出撃が多いので、子供たち→ハーフインナー 私→コット&カンガルーで運用しています。
ちなみに、ハーフインナーを2つ装着すると、テント内別居ができます。
テクニカルコットン製の白幕
ツインピルツフォークTCは、テクニカルコットン製(TC素材)で幕質が高いです。
品のある白幕なので、高級感に溢れています。
TC素材なので、影が濃いため夏は涼しいですし、クローズすれば外気をシャットアウトするので冬は暖かいです。
ポリ製の幕と比較して、結露しにくく火の粉に強いのもポイントですね。
ツインピルツフォークTCのサイズ感
サイズ感はざっくりと下記の通りです。
シェルターとしては中型で、オープンスタイルで張るには8m×8m程度の広さが必要です。
ソロキャンプで使うにはかなり大きいですが、2〜4人のファミリーキャンプに最も適したサイズ感です。
スペースを有効活用するには、オプションの二又フレームが便利です。
我が家では2〜3名のキャンプが中心なので無くとも全然平気ですが、4名以上で過ごす方や、重装備の方には必須と感じます。
使って感じたメリット
- 幕質が良く、格調高い
- いろんな形にトランスフォーム
- タープが不要
- トリプルジッパーを装備
- キャンプ場で被りにくい
- 設営・撤収がラク
幕質が良く、格調高い
TC生地の風合いと色合い・2本のポールが作る稜線がグラマラスで、サイト映えします。
ツインピルツフォークTCを張るだけでそれらしいサイトに見えてしまう圧倒的な存在感。
もうね、これは好みと感覚によりますが、ほれぼれするほど美しい幕です。
いろんな形にトランスフォーム
ツインピルツフォークTCは、張り方の自由度が高いシェルターです。
フルクローズスタイル
片方だけオープン
フルオープンスタイルと
その時の気候や気分次第で、いろいろな張り方が楽しめます。
何が良いって、飽きないことです。いろんな張り方ができますからね。
せっかく高いお金を払って購入したテント。
愛着を持って永く使い込みたいですよね。
タープが不要
片側を跳ね上げればキャノピーとして、両面をオープンするとタープのように活用できるツインピルツフォークTC。
見ての通りかなり大きいレクタタープの役割をこなします。
別途タープを購入する必要がないので荷物の削減になりますし、金銭的にもプラスです。
トリプルジッパーを装備
ジッパーが3つあると何が良いのか?熟練キャンパーならばピンとくると思います。
そう、『薪ストーブの煙突を好きな場所から出せる』ことです。
幕質も厚めで冬キャンプに打って付けの幕ですので、薪ストーブ派にはうれしい機能ですね。
キャンプ場で被りにくい
ツインピルツフォークTCは、高価でかつ扱いに気を使う幕なので、それほどユーザー数が多くありません。
キャンプで使用すること10泊。未だ他の方とかぶった経験はありません。
同じTC幕でもサーカスTCなどはかぶらない方が稀ですが、ツインピルツフォークTCはサイトでも唯一無二の存在となれます。
設営・撤収がラク
中型〜やや大型の幕体を誇るツインピルツフォークTCですが、設営・撤収はとてもラクです。
使うペグはたった8本でOK(張網不使用時)で、ポールも2本しか使用しません。
設営にかかる時間は、一人でも15〜20分ほど。
ツインピルツフォークTCの設営・撤収に慣れてしまうと、ツールームテントの扱いが修行のように感じてしまいます。
使って感じたデメリット
- 幕体の割に狭く感じる
- オプションが高価
- 汚したく無いので気を使う
魅力いっぱいのツインピルツフォークTCですが、デメリットがない訳ではありません。
あえて弱点を挙げるとすると、上記の3つのポイントとなります。
特に構造上、デッドスペースが大きいので幕体の割に狭く感じてしまうのは難点です。
スペースを有効活用するにはオプションの二又フレームが有効ですが、1本約15,000円とかなり高額です。
また、土サイトはできるだけ避けて利用しています。特に雨の日の土サイトは避けるべきだと感じます。
ツインピルツフォークTCはこんな方にオススメ
この位の人数がサイズ的にジャストフィットします。
飽きのこないデザイン&シームテープ不使用なので長く使えます。
いつでも・どこでも使える幕ではないので、サブテントは持っておきたいです。
ツインピルツフォークTCレビュー まとめ
メリット
- 幕質が良く、格調高い
- いろんな形にトランスフォーム
- タープが不要
- トリプルジッパーを装備
- キャンプ場で被りにくい
- 設営・撤収がラク
デメリット
- 幕体の割に狭く感じる
- オプションが高価
- 汚したく無いので気を使う
トータルでとても優れている幕なので、予算に都合がつけばとてもおすすめです。
ではまた。