いよいよ冬キャンプシーズン突入。
快適に冬キャンプを過ごすためにはさまざまなモノが必要になりますが、中心的な存在はストーブでしょう。
で、悩むのが『薪ストーブを買うか・石油ストーブを買うか問題』です。
薪ストーブ 石油ストーブともに長所・短所がありますからね。
この記事では、薪ストーブ・石油ストーブ双方のストーブのメリット・デメリットを比較し、どちらがパフォーマンスが高いのか検証します。
石油ストーブと薪ストーブを比較!石油ストーブが薪ストーブに勝る6つの理由
結論!ロマンを求める方以外は石油ストーブがおすすめ!
さて、なぜ筆者は石油ストーブ推しなのか?話を進めます。
まずは薪ストーブが石油ストーブに勝るポイントを挙げていきます。
雰囲気がとても良い
薪ストーブの長所はとてもオシャレなところ。
薪ストーブを装備するだけで、キャンプサイトの雰囲気をグッと引き上げます。
お気に入りの冬幕からニョキっと出ているえんとつ。
煙突から吹き出る煙。
例えキャンプビギナーでも、薪ストーブを使えば玄人っぽさを出すこともできます。
幕内に入れば焚き火さながらに楽しめる炎。
薪ストーブは冬キャンプの雰囲気を爆上げする、ロマン枠のアイテムです。
以上が薪ストーブが石油ストーブに勝るポイントです。
あれ?一個だけ??と思った方。鋭いですね。
そう、暖める力の問題です。
一般的に石油ストーブよりも薪ストーブの方が、火力が高いと言われていますが、石油ストーブでも高火力なアイテムはあります。
例えば、トヨトミの対流型ストーブの『ギアミッション』は、薪ストーブに劣らない火力を備えています。
次に、薪ストーブが石油ストーブに劣るポイントを挙げていきます。
おやおや?いっぱいありますね。一つ一つ見ていきましょう。
設営・撤収が手間
石油ストーブは設営も撤収もラク。ただそこに置くだけですからね。
対する薪ストーブは、設置→組み立て→煙突の固定と複数のステップをふみます。
このような工程を楽しめる方なら良いのですが、繰り返し行っていると、だんだんと飽きて億劫になるものです。
ロマン派キャンパーにはおすすめですが、筆者のようなズボラキャンパーには石油ストーブが似合います。
点火が手間
石油ストーブは点火がラク。スイッチをひねれば完了ですからね。
対する薪ストーブは、薪に着火させなければなりません。
手もかじかむ寒空の中、時間をかけて着火させる行為は、アナタにとって幸せな時間でしょうか?
私はすぐに暖まりたいので、石油ストーブを使います。
薪をくべるのが手間
石油ストーブは手間いらず。石油が空になるまでは勝手に暖めてくれますからね。
対する薪ストーブは、定期的に薪をくべてやらなければなりません。
キャンプは結構やることが多いですよね?
薪ストーブと向き合って、薪をくべることに集中できる時間があれば良いのですが、そうとも限りません。
私は放っておいても暖かい、石油ストーブを一推しします。
メンテナンスが手間
石油ストーブはメンテナンスがとてもラク。
シーズンオフには芯の空焼きをしたり、数年に一度は芯の交換をする必要がありますが、日々の使用でメンテナンスを重ねる必要はありません。
対する薪ストーブは、都度たまった灰を捨てたり、内部の確認をしたり、ガラス部分を拭いたり、煙突のタールを落としたりと、メンテナンスの手間は石油ストーブの比較にならないほど面倒です。
私はズボラキャンパーなので、薪ストーブのメンテナンスには喜びを感じられません。
ランニングコストが高い
石油ストーブはランニングコストがとても安い。
トヨトミレインボーなら、MAX火力で使っても1時間あたり20円〜30円ほど。
火力の高いトヨトミのギアミッションでも、1時間あたり60円ほどでしょう。
対する薪ストーブは、薪の価格によりますが、1時間あたり100円〜200円ほどかかります。
私は薪代にジャブジャブお金をつぎ込めるほど裕福ではないので、石油ストーブを使います。
キャンプでしか使えない
石油ストーブはキャンプだけでなく、家で普段づかいもできます。
11月から3月まで使ったとして、一年に100回は使うことができるでしょう。
対する薪ストーブはキャンプのみ。
11月〜3月の冬キャンプで、月に2回稼働したとして合計10回の使用。
一年365日のうち、355日は非稼働で部屋のすみっこで待機中・・・。
私は愛用のギアは、キャンプだけでなく普段づかいでも楽しみたいので、石油ストーブを選びます。
火の粉でテントに穴が開くかも
石油ストーブは火の粉を散らさないので、テントに穴を開けることはありません。
そりゃそうですね。
対する薪ストーブは、円筒の長さや調整具合にもよりますが、火の粉でテントに穴を開けてしまう可能性があります。
知り合いのキャンパーのサーカスTCは、火の粉で幕が穴だらけ。
写真ないのでお見せできないのが残念ですがね。
私は愛用のテントに穴を開けたくないので、今年の冬も石油ストーブで暖まります。
石油ストーブと薪ストーブを比較!石油ストーブが薪ストに勝る6つの理由 まとめ
雰囲気がとても良い
設営・撤収が手間
点火が手間
薪をくべるのが手間
メンテナンスが手間
ランニングコストが高い
キャンプでしか使えない
火の粉でテントに穴が開くかも
さてさて、だいぶ薪ストーブをディスりました。
ここまで読んでもまだ『薪ストーブが欲しいんじゃぁあ!』と感じている方。
おしゃれ番長 & ロマン派キャンパーさんですね♪
アナタの薪ストーブ愛はホンモノだと思いますので、是非購入していただきたいです。
最近は安価でコンパクトな薪ストーブも増えていますので、メリットもあると思います。
この記事を読んで石油ストーブの購入を決めた方、もしいらっしゃったらうれしく思います。
そんなアナタに一つだけ注意喚起を。
幕内で石油ストーブを使用すると、一酸化炭素中毒になる可能性があります。
幕内での石油ストーブの使用は自己責任。
換気を充分に行うとともに、不慮の事故を防ぐために必ず一酸化炭素チェッカーを使ってくださいね。
たった数千円で命を守れるなら安い投資です。
では、お気に入りのストーブを相棒に、楽しく快適な冬キャンプを楽しんで下さい!
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