こんにちは。
村のカズさん(@KazuSlowcamp)です。
今日は『JHQ マルチグリドル』のレビュー記事をお届けします。
2021年あたりからキャンプ界隈を賑わせる、話題の多機能調理器具のJHQマルチグリドル。
筆者もJHQマルチグリドルを購入してから、毎日のように家で・そしてキャンプで使っています。
JHQマルチグリドルの素晴らしいポイント・イマイチなポイントをひっくるめてレビューしますので、購入をお考えの方の判断材料になれれば幸いです。
JHQマルチグリドルを一言で表現すると?
JHQマルチグリドルの特徴を一言で表すと『ズボラキャンパーホイホイ』です。
何がホイホイって、鉄板なのにメンテナンスが異次元レベルで楽なことと、多機能なこと。
一旦マルチグリドルに慣れてしまうと、今まで使っていた鉄板には戻れないかも・・。
なにせ扱いが楽すぎますからね。
サイズ | 約 横40×縦33×高さ4mm |
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重さ | 約 1Kg |
素材 | アルミニウム合金鋳物 |
コーティング | イノーブルコーティング |
付属品 | シリコンミトン(赤2個) |
対応熱源 | ガス、IH調理機、直火、炭火、ラジエントヒーター、セラミックヒーター、ハロゲンヒーター |
価格 | 9,130円(税込) |
カタログスペックはこんな感じ。
JHQマルチグリドルのイマイチポイント
ホイホイ要素を詳しく説明する前に、『イマイチ』と感じたポイントを解説します。
完全無欠に思えるマルチグリドルにも弱点はあるのです。
値段が高い
JHQマルチグリドルの価格は、税込で9,130円。
キャンプ用鉄板としてはかなり高額です。
実際に、テンマクデザインの『男前グリルプレート』は2,000円程度ですし、ハイブランドであるスノーピークのグリルプレートも5,000円前後です。
マルチグリドルの性能や使い勝手を理解していれば適正価格と割り切れますが、知識が無いと『高い』と感じることでしょう。
蓄熱性能は高くない
鋳鉄製などの分厚い鉄板に比べると、蓄熱性能は高くありません。
火元から離して5分もすれば、触れてもやけどしない程度の熱さになるので、ぶ厚い鉄板に比べると、蓄熱性はいくぶん見劣りします。
マルチグリドルでアツアツの料理を楽しむなら、調理後は早めに食べるのが吉です。
JHQ マルチグリドルはズボラキャンパーにおすすめな多機能調理器具
JHQマルチグリドルは全てのキャンパーにおすすめな調理器具ですが、中でもズボラキャンパーにぶっ刺さるギアです。
その理由は『メンテに手間ひまがかからない』ことと、これ一つ持っていれば大体事足りる『多機能さ』です。
シーズニング不要で買ってすぐ使える
JHQマルチグリドルはシーズニングなしで使えるので、初期メンテナンスが不要です。
箱だしの状態からサッと水洗いすれば、すぐにでも使用可能。
鉄板を焼いて・野菜クズを炒めて・・などの煩わしい作業から解放されます。
一般的な鉄板の1/100の時間でメンテナンス完了
シーズニング不要なのはありがたいけど、それはマルチグリドルの能力のほんの一部分。
日々のメンテナンスの楽さ加減こそ、マルチグリドルの真骨頂です。
一般的な鉄板の使用後のメンテナンスの流れはこんな感じで
- 大まかなコゲを落とす
- 鉄板を水場に持っていく
- タワシを使って水あらいする
- 水場からサイトへ移動する
- バーナーで焼いて水気をとばす
- 少し冷めたら油を塗り込む
鉄板を使うたび、5分〜10分程度かかると思います。
この5分〜10分が、キャンプでは実に面倒くさい!
お酒を飲みながら焚き火をして・肉焼いて・いい気分になったら、もう何もしたくない気持ちになりますよね?
その点、JHQマルチグリドルなら、使用後のメンテナンスも
- サッと水洗いする
- 終了
んん?と二度見するほど簡単です。
マルチグリドルの表面は特殊加工されていて、こびり付かないことが理由。
何なら水洗いすら不要で、ウェットティッシュで拭き取るだけでも大丈夫です。
メンテナンスは一般的な鉄板の1/100の時間で完了します。
この秒殺メンテはまさに感動なので、皆さまにも体験して頂きたいです。心から。
焼く・煮る・炒めるなど、あらゆる調理に対応
鉄板なので食材を焼けるのは当たり前。
JHQマルチグリドルは、中央が2cmくぼんでいる形状をしています。
ですので、『煮る』ことも『炒める』ことも『揚げる』ことも可能です。
さすが『マルチ』と言うだけあり、キャンプではこれさえあれば何とかなるし、家でも幅広く活躍しています。
苦手なのは『蒸す』ことくらいで、マルチグリドル一つで多様な調理をこなせます。
袋ラーメンも炊ける!
一袋なら余裕で炊けます。
二袋は・・ギリギリいけそうな予感。
何なら米も炊ける!
炊けることは炊けるけど、あまり対流しないし、蒸せないので美味しくないです。
食べれないことはないけど、米は素直にクッカーなどで炊くのが良いですね。
錆びない・耐久性に優れる
マルチグリドルはアルミニウム合金製。
鉄製品と違い、放っておいても『錆びない』点が圧倒的なメリットです。
また、表面に『イノーブルコーティング』という特殊加工がされているので、油なしでも焦げつきません。
それだけでなく、なんと100万回の摩耗テストに合格しているとのこと。
一般的なテフロンフライパンの寿命は2年とされていますが、マルチグリドルはなが〜く使えそうな商品です。
試しに目玉焼き作ってみた!
目玉焼きが鉄板の表面をぬるぬる動く感じ、伝わりますかね〜?
見た目に反して軽い
JHQマルチグリドルはアルミニウム合金製で、重さはたったの1kg。
つまようじ一本で支えられるほどの軽さで、キャンプに持ち運びするのが苦になりません。
似たような形状のペトロマックスファイヤーボウル(ステンレス製)が約3kgなので、その差は歴然。
JHQマルチグリドルは、いらないところで体力を消費させない、キャンパーに優しい調理器具です。
家でもアウトドアでも使える
キャンプだけで使う道具の使用回数は、年に数回、多い方でも数十回といったところでしょう。
高いお金を払って買ったのだから、できれば家でも使いたいですよね?
その点、マルチグリドルはIHにも対応しているので、家でも一軍として活躍します。
高いお金を出して買ったギア。
キャンプだけで使うのはもったいないですよね?
JHQマルチグリドルで『もんじゃ焼き』を作ってみる
最近筆者がハマっているのが、マルチグリドルで作るもんじゃ焼き。
鉄板の形状上、土手が壊れる心配がないので、筆者のようなへたっぴぃでも100%成功するのです。
具材の準備をしたら
マルチグリドルでしんなりするまで焼きを入れて
土手をつくり汁を注ぎます。
グツグツしたら混ぜ込んで
数分焼いておこげができたら完成。
自宅で気軽に楽しめるもんじゃ焼き。
もちろんあと片付けもサッと拭いて終了なので超楽チン。
ビールと一緒に食せば、たった数百円で至高のひと時が過ごせますよ!
購入はこちらのリンクから。
廉価な類似品も多いので、必ず『JHQ正規品』であることを確認してくださいね。
マルチグリドルには、33cmのノーマルサイズと、ソロ用の19cmの2種類があります。
どちらを購入すべきか気になりますよね?
ソロキャンメインである筆者のおすすめは33cmサイズ。
理由は19cmサイズだと『焼く』ことしかできないので、『マルチ』な働きが期待できないから。
マルチグリドルを縦横無尽に楽しみたいのなら、33cmサイズ一択です。