こんにちは。
村のカズさん(@KazuSlowcamp)です。
今日は『男前グリルプレート』のレビュー記事をお届けします。
男前グリルプレートは『テンマクデザイン』がリリースしたハイコスパの小型鉄板。
筆者が男前グリルプレートを購入して早3年。キャンプで、そして家で相当の頻度で使い込んできました。
長年使い込んだ経験から、男前グリルプレートの良いところ・イマイチなところをまとめたので、購入を考えていらっしゃる方のお役に立てればと思います。
テンマクデザイン男前グリルプレートを3年間使いたおした結果報告
- 結論、買って良かったの?
- 男前グリルプレートの概要
- どんな環境で使い込んだの?
- メンテナンスの仕方は?
- ソロ・デュオでしか使えないの?
- どこがよかったの?
- どこが良くなかったの?
- 3年間使い込んで鉄板は育ったの?
結論、買って良かったの?
結論、男前グリルプレートを買って良かったと感じています。
理由は価格・品質のバランスが高い次元で取れていて、かつ美味しく・ヘルシーに調理できるからです。
購入してから3年も使い続けていたり、100回以上使っている時点で答えが出ている感がありますがね。
使っていて煩わしいと感じるポイントもありますが、それもひっくるめて素晴らしい商品です。
男前グリルプレートの概要
テンマクデザインがリリースした小型鉄板、男前グリルプレート。
男前グリルプレートは、本体・ハンドル・収納袋がセットになっているとてもお得な鉄板です。
まずは、男前グリルプレートの商品概要から。
メーカー | テンマクデザイン |
本体素材 | 鋳鉄製 |
ハンドル素材 | 鍛造鉄製 |
収納袋 | コットン製 |
サイズ | 207mm×143mm(深さ9mm) |
重量 | 本体:875g ハンドル:95g |
形状 | 波型構造 |
シーズニング | 必要 |
価格 | 2,178円(税込) |
男前グリルプレートの鉄板本体は鋳鉄製ですので、はじめて使う際はシーズニングが必須です。
鉄に含まれる炭素量に応じて、鉄の性質が変わります。
炭素量が少ないと、いわゆるノーマルの『鉄』です。
鉄は粘り気があるので衝撃には強い一方で、硬さに劣ります。
鋳鉄は、鉄に一定量以上の炭素が含まれた金属で、硬さに優れますが衝撃には弱い一面があります。
また、鋳鉄はステンレスや黒皮鉄のように酸化に強くありません。
よって、男前グリルプレートは、使用後速やかにメンテナンスをするべきです。
本体とハンドルはしっかりとフィットする作りになっており、使っていて全くストレスを感じません。
付属のコットン製収納袋もこだわりの逸品で、1,000円程度で別売りされていてもおかしくない完成度です。
高品質の鉄板に、ハンドル・収納袋のセットで約2,000円。
数あるキャンプ道具の中でも、男前グリルプレートは屈指のコスパ商品だと感じます。
どんな環境で使い込んだの?
キャンプだけでなく自宅でも活躍している男前グリルプレート。
3年間で少なくとも100回は使いました。
キャンプでは焚き火調理メインで使用しています。
ピコグリル系焚き火台のスピットにちょうど良いサイズ感の鉄板なので、使い勝手は良いです。
さて、この男前グリルプレート、鋳鉄製の鉄板なので結構錆びやすいのですよね。
でも、私はズボラですので、焚き火が鎮火するまでそのまま火にくべておき、翌朝まで放置するのが通例となっています。
はい。鋳鉄製品なのに、使ったその日にメンテナンスしていないのです。
錆びると分かっていても一晩放置してしまうのです。
だって、焚き火たいて肉を焼くと、お酒飲んじゃうじゃないですか。
で、酔っ払った状態で、鉄板のメンテなんて絶対にやりたくないじゃないですか。
『やすい鉄板だから別にいいや』ってかなり荒く使っているんです。
高級鉄板だと、こんな扱いできないですよね。
男前グリルプレートのメンテナンスの仕方は?
一見、道具に対する愛情のカケラも感じさせないほど荒っぽく扱われている男前グリルプレート。
とは言え私もひとかどのキャンパーですので、酔いが覚めさえすればちゃんとメンテナンスをしています。
使用後のメンテナンスは下記の通り。
- 波目に沿って、金たわしでゴシゴシこする
- お湯で全体を洗い流す
- 火にかけて水気を飛ばす
- 全体に油を塗る
この工程を踏めば、一晩雨ざらしだった男前グリルプレートも息を吹き返します。
注意点は、洗剤を使わずに洗い流すことです。
洗剤を使ってしまうと、鉄板になじんだ油まで剥がれてしまいます。
ソロ・デュオでしか使えないの?
一般的にソロ・デュオ用とされる男前グリルプレート。
テンマクデザインの公式でも、『1〜2人に最適』と記述されていますので、当然のことだと思います。
では、ファミキャンで使えないのかというとそんなことはありません。
男前グリルプレートは、肉が6〜8枚乗るサイズ感なので、ファミキャンでも充分に対応できます。
経験上3〜4人でも、ストレスなく焼肉を楽しめます。
男前グリルプレートのどこが良かったの?
男前グリルプレートの素晴らしいポイントは複数あります。
まずはコスパ。
たった2,000円で買えるのに、分厚い鉄板本体にハンドル・コットン製の収納ぶくろまでついてくるところです。
安いので、前述の通り荒く使えるのも良いですね。
やすさだけでなく、男前グリルプレートは肝心の『焼き』性能も高いです。
独特の波型形状で余分な油分をカットしてヘルシーに調理でき、かつ蓄熱製が高いので、肉の表面はカリッと・中はジューシーに焼き上げます。
肉の表面にきれいな焼き目を付けるので見栄えもばっちり。
鉄板本体にはフチがあるので、油分が鉄板から滴り落ちないのも高評価。
テーブルを汚さないので使い勝手良好です。
このように、安い・うまい・ヘルシー・映えるがそろった男前グリルプレート。
焼きの相棒として、3年間も一軍ギアとして活躍し続けています。
男前グリルプレートのどこが良くなかったの?
魅力たっぷりの男前グリルプレートですが、欠点もあります。
それが『重さ』と『メンテナンスの手間ひま』です。
男前グリルプレートの鉄板本体・ハンドル・収納袋合わせた重さが約1kg。
そこそこの重さがありますのでUL志向キャンパーにはおすすめできません。
次にメンテナンスの手間ひま。
鉄板を使うたびに、
- 金タワシでゴシゴシこする
- 火にかけて乾燥させる
- 鉄板が熱いうちに油を塗り込む
この工程をふむのは正直手間です。
時間にして5分程度ですが、ものぐさの私にはその5分がかなり面倒に感じます。
3年間使い込んで鉄板は育ったの?
男前グリルプレートは鋳鉄製の鉄板ですので、使いこむ程に油がなじんで成長するアイテムです。
3年間・100回も使い込めば、油を敷かなくても焼肉できる位に成長したのでは?と感じるかもしれませんが・・。
残念ながら全く成長しませんでした。
おそらく、鉄板が悪いのではなく、筆者の使い方が悪いのだと思います。
鉄板を洗う際に洗剤を使ったことはありませんが、なにせキャンプでは日常的に雨ざらし状態ですからね。
都度ていねいにメンテナンスをすれば、ブラックポットよろしくブラックプレートに育つのかもしれません。
男前グリルプレートを100回以上使い倒して結果報告 まとめ
まとめるとこんなところです。
男前グリルプレートは、鉄板選びでお悩みの方の、有力な選択肢になる優れたアイテムですよ。
人気商品で品薄気味ですので、在庫があれば即購入が吉です。