こんにちは。
村のカズさん(@KazuSlowcamp)です。
キャンプでの睡眠の質を左右するシュラフ。
安くないモノなので、シュラフ選びは絶対に失敗したくないですよね。
また、どんなシュラフを選ぶかで、その後のキャンプの快適さが大きく変わる重要アイテムです。
筆者はキャンプ初心者の頃、安いだけのう○こシュラフを購入し、キャンプで凍える夜を過ごした苦い思い出があります。
この記事を読んでいる皆さまには私のような失敗をして欲しくない。
そんな思いから、キャンプ初心者の方向けに、主に春キャンプで活躍するシュラフを紹介します。
コスパの良いシュラフ・信頼できる品質のシュラフのみをピックアップしますので、シュラフ選びの参考にして頂ければと思います。
春キャンプに向いているシュラフは3シーズンシュラフ
結論、3シーズンシュラフを購入すれば春キャンプに対応できます。
とは言えこれではザックリ過ぎるので、もう少し細かく分類してみます。
同じ『春』とは言え、3月初旬と5月下旬では、気候が大きく異なりますからね。
そこで、春を『ゴールデンウィーク前』と『ゴールデンウィーク後』の2つに分けて、それぞれに合うシュラフの特徴を記します。
形状はマミー型を推奨
👉頭部をすっぽりと覆い、首すじから冷気が入らないので暖かい。
快適温度は0°Cを目安に
👉まだまだ寒さ対策が必要な時期。厚めのシュラフを選ぶと吉。
中華製の安モノに注意
👉楽天・Amazonで売っている2,000〜3,000円の品は地雷多し。
形状は封筒型・マミー型どちらでも可
👉ゆったりさ重視なら封筒型・暖かさ重視ならマミー型
快適温度は5°Cを目安に。
👉急に寒くなることもあるので、快適温度5°Cくらいの性能は欲しい
中華製の安モノに注意
👉しつこいけど、楽天・Amazonで売っている2,000〜3,000円の品は地雷多し。
大まかにまとめると
ゴールデンウィーク前にもキャンプする方には
👉マミー型の快適温度0°C対応シュラフをおすすめ
ゴールデンウィークからキャンプをする方には
👉封筒型orマミー型の快適温度5°C対応シュラフをおすすめ
このようなイメージとなります。
キャンプ初心者向け!春キャンプで活躍するおすすめシュラフ5選
ではここから、春キャンプで活躍するおすすめシュラフを紹介していきます。
マミー型のダウンシュラフ。
それも国内のトップブランド『ナンガ』製シュラフです。
性能も価格も高いナンガシュラフの中で、この『山渓モデル』は異質な存在。
5万円オーバーも珍しくないナンガシュラフの中で、山渓モデルは3万円前後で購入できるからです。
他のナンガ製品に比べてリーズナブルですが、性能は引けを取りません。
山渓モデルは、カラーリングを黒一色に絞ること・大量生産をすることでコストカットをしているとのこと。
ナンガオーロラ600DXは、ダウンシュラフだけあってコンパクトに収納でき、快適温度はカタログ値で-6°c。
(筆者の体感からすると、快適温度は0°Cほどですかね。)
3月〜の春キャンプでも充分に耐える性能です。
唯一の欠点は人気が高すぎて、納品までに数ヶ月かかることです。
キャンプ初心者にこそ手に取って欲しい逸品、それがナンガオーロラ600DX(山渓モデル)です。
ゴールデンウィーク前おすすめ度:
ゴールデンウィーク後おすすめ度:
ゴールデンウィークからキャンプをする方には、600モデルではなく、280モデルか450モデルがおすすめです。
ナンガオーロラはコスパが良く、高性能な素晴らしいシュラフです。
とは言え、シュラフに3万円超の予算をかけられる方は限られているのではないでしょうか?
そんな方におすすめなのがモンベルの化繊シュラフ。
モンベルは国産メーカーで、シュラフの信頼度の高さはナンガと並んで『双璧』クラスに位置します。
そんなモンベルの化繊シュラフがバロウバックシリーズ。
バロウバックは、シュラフの中であぐらをかける程伸縮性にすぐれており、快適に眠ることができます。
バロウバック#2モデルの快適温度は2°C。
モンベルバロウバック#2モデルは、3月〜の春キャンプの使用に耐える、信頼のおけるシュラフです。
Amazonで購入すると2万円を超えますが、モンベル公式ショップだと15,400円で購入できます。
ゴールデンウィーク前おすすめ度:
ゴールデンウィーク後おすすめ度:
ゴールデンウィークからキャンプをする方には、#2モデルではなく、#3モデルか#4モデルがおすすめです。
モンベル公式ショップへはこちらから。
モンベルのシュラフの性能は良く分かった。
でも15,000円はまだまだ高い、と感じる方におすすめなのが『スナグパック』のシュラフ。
スナグパックの『マリナーマミー』モデルは、10,000円を切るお手頃価格にもかかわらず、快適温度–2°Cを誇る実力派。
早春のキャンプでも充分に活躍してくれる性能を持っています。
日本ではあまり聞きなれないメーカーであるスナグパックですが、ヨーロッパ圏ではかなり有名。
スナグパックは本国イギリスで栄誉ある『クイーンズアワード』を受賞しており、NATO軍や英国軍の正式装備に採用されるほど信頼度が高いメーカーです。
そんなスナグパックの『マリナーマミー』は、ミリタリーな色合いとムダの無いデザインが魅力のシュラフです。
ゴールデンウィーク前おすすめ度:
ゴールデンウィーク後おすすめ度:
©︎ドラマ「ゆるキャン△」製作委員会
スナグパックのシュラフはとても良さそう。
でもまだ価格が・・と感じる方におすすめなのが、『ホークギア』のマミーシュラフです。
高校生の小遣いでも買える、約5,000円という価格設定。
ドラマ『ゆるキャン』や、かほなんさんの『さばいどるチャンネル』でも取り上げられており、知名度はかなりのもの。
さすがに-15°Cでの使用はどうかと思いますが、0°Cくらいまで快適に使えるのでコスパは高いと思います。
楽天での販売数は45,000個を突破しており、評価は4.4点。
一言、爆売れ商品です。
ホークギア マミーシュラフの評価コメントは肯定的意見・否定的意見さまざまですが、お値段以上の実力を持っていることは間違いなさそうです。
メーカー発表のスペックを鵜呑みにするのはかなり危険ですが、春キャンプに活躍できる性能は持っていると感じます。
ゴールデンウィーク前おすすめ度:
ゴールデンウィーク後おすすめ度:
これまでに紹介したシュラフは全てマミー型。
マミー型は保温性に優れていますが、人によってはきゅうくつに感じるかもしれません。
『ゆったりと眠りたい』『家の布団にちかい感覚で眠りたい』と考えている方には封筒型シュラフをおすすめします。
封筒型シュラフの中でも快適に使えるのがコールマンのフリースEZキャリーモデル。
コールマンフリースEZキャリーは、ライナーに暖かなフリース素材を使っているので、ふんわり感満載です。
ですので、ナイロンのシャカシャカ感が苦手な方には特におすすめできます。
厚手の生地を使っているので保温性・クッション製も抜群。
筆者も、ナンガオーロラ600DXを購入するまでは、コールマンフリースEZキャリーを1軍ギアとして使っていました。
コールマンフリースEZキャリーは、春キャンプだけでなく、首元の寒さ対策をすれば冬キャンプでも使える逸品です。
ゆったりしていてあたたかいフリースEZキャリー。
なかなかに素晴らしきシュラフですが、とにかくデカくて重いことが欠点です。
コールマンフリースEZキャリーを家族の人数分揃えてファミキャンすると、コイツだけで車載の1/3は持っていかれるのでお気をつけを!
ゴールデンウィーク前おすすめ度:
ゴールデンウィーク後おすすめ度:
ゴールデンウィークからキャンプをする方には、フリースEZキャリーではなく、パフォーマーⅢがおすすめです。
最後にキャンプ初心者の皆さまに、買ってはいけない地雷シュラフを紹介しておきます。
楽天などで売っている、こんな感じの中華製の激安シュラフです。
楽天などで販売している、2,000円前後の激安シュラフのカタログスペックを鵜呑みにすると、筆者のように凍える夜を過ごすことになります。
また、中華製の激安シュラフは
- 縫製が甘くてすぐほつれる
- 安物ジッパーを使っているのですぐ壊れる
- 安物ジッパーを使っているのですぐに噛む
- 匂いがキツい
このような特徴が見られることが多いです。
シュラフを購入する際は、少しばかり値が張ったとしても、名のあるメーカーのモノを購入することを強く推奨します。