キャンプ場レビュー

月川荘キャンプ場でソロキャンプ 『前編 キャンプ場紹介』

月川荘キャンプ場でソロキャンプ『前編 キャンプ場紹介』

こんにちは。今年2回目のキャンプに行ってきた村のカズさんです。1月13日〜14日に、埼玉県嵐山町にある『月川荘キャンプ場』でソロキャンプを楽しんできました。

私は千葉県松戸市在住ですが、普段は茨城県を中心にキャンプしています。茨城県のキャンプ場は千葉県のキャンプ場よりも、距離的・価格的に魅力的なキャンプ場が多いからです。

緊急事態宣言下の現在、一都三県内から出るのはよろしく無いと感じるので、茨城県を華麗にスルー。普段はあまり行くことのない埼玉県遠征を企画した流れとなります。

今回の記事は、『前編』と『後編』に分け、『前編』では【月川荘キャンプ場】の紹介を、『後編』では【月川荘キャンプ場】でのソロキャンプレポートを記載したいと思います。

月川荘キャンプ場へのアクセス

  • 車でのアクセスの場合、関越自動車道『東松山インターチェンジ』下車後、嵐山小川方面へ約20分程で到着。
  • JRでのアクセスの場合、東武東上線『武蔵嵐山駅』から徒歩約1時間となります。

出典:月川荘キャンプ場

 基本情報

  • 住所:埼玉県比企郡嵐山町鎌形2604
  • 電話番号:0493−62−2250
  • 営業時間:09:00〜18:00
  • 営業期間:通年営業
  • チェックイン/アウト:10:00〜翌10:00(チェックインが17時より遅くなる場合は事前連絡が必要)

キャンプ場使用の注意点

  • ペットの持ち込み:可能。場内ではリードでつなぐこと。フンの始末は徹底すること。
  • 就寝時間:夜10時〜朝6時までは就寝時間なのでお静かに。
  • 直火:林間サイトおよびバンガロー付近での直火は禁止。
  • ゴミの処理:各自持ち帰り。
  • 花火・爆竹:18時〜21時まで可能。周辺住民や他のキャンパーの迷惑にならないように。
  • レンタル品の扱い:チェックアウトの時間までに返却すること。

利用料金

入場料金一人300円(小学生未満は無料)
駐車料金普通車700円 大型2500円 バイク400円 自転車300円
持ち込みテント料金大人一人880円 子ども一人440円
バンガロー利用料金6825円〜52500円

普通車でソロキャンプをする場合、合計1,880円となります。内訳は下記のとおり。

  • 入場料金(300円)
  • 駐車料金(700円)
  • 持ち込みテント料金(880円)

管理棟はこんな感じ

駐車場の脇に、どう見ても民家にしか見えない建物があります。こちらが管理棟ですので、ちゅうちょせずに入り込みましょう。

中に入ると薪ストーブと、暖かそうに寝転ぶネコたち。管理棟周辺には、ちょっと見ただけで10匹ほどのネコたちがいました。ネコ好きにはたまらないキャンプ場かもしれません。

受付け周辺の壁を見渡すと、びっしりと有名人のサインが飾られています。特撮モノのロケ地として有名とのことです。

で、肝心な『管理棟で売っているモノ』ですが、ネコとサインにばかり目が行ってしまい、確認するのを忘れてしまいました。確か、薪を置いてある記憶がかすかにあるような?

買い物はどこですると便利?

物資に不足がある際には、キャンプ場から車で10分程の場所に集合商業施設がありますので、酒を飲む前にこちらで買い出しを済ませましょう。

  • スーパーマーケット(ヤオコー嵐山バイパス店)
  • ダイソー
  • マツモトキヨシ
  • マックハウス
  • TSUTAYA

などが軒を連ねています。月川荘キャンプ場から数キロ離れると普通に街中ですので、一通りの物資はなんでも揃います。

月川荘キャンプ場はこんなところ

ワイルドなキャンプ場

月川荘キャンプ場は、とにかくワイルドなキャンプ場。『ワイルド度』と『設備の充実度』を比率で表すと、10:0または9:1。パラメータのほぼ全てを『ワイルド度』に全振りした、男らしく硬派なキャンプ場です。

あくまで私個人の考えですが、月川荘キャンプ場の特徴を一言で表すと、

『雰囲気最高・設備最低』

ですので、いわゆる『高規格キャンプ場』好きな方や、アウトドア初心者の方、小さな子ども連れの方にはあまりオススメできません。正直に書きますと、一部サイトを除きトイレは地獄のようですし、あるサイトでは水道すらありません。

逆に、設備面よりも『野趣』を優先させる方には、この上なく魅力的なキャンプ場だと断言します。月川荘キャンプ場は、キャンプ本来の楽しみを満喫できる骨太なキャンプ場なのです。

ソロ向けのキャンプ場

設備が整っていない→女性キャンパーや小さな子ども連れキャンパーにオススメできない→必然的にソロキャンパーが多くなる。このような流れから、月川荘キャンプ場は、こなれたソロキャンパーが多数集っています。

キャンプサイトでは私の他に4組のキャンパーがいましたが、全てがソロキャンパーでした。月川荘キャンプ場が『ソロキャンパーの聖地』と称されるのもうなづけます。

予約不要のキャンプ場

月川荘キャンプ場は、事前予約が不要で、通年営業しています。ですので、行きたいと思ったタイミングで行けるのが魅力です。全てのサイトがフリーサイトとなっていますので、混雑が予測される時期は、電話で事前に状況を確認しておくことをオススメします。

多様性をもつキャンプ場

月川荘キャンプ場には複数のキャンプサイトがあり、サイト毎に全く違った特徴を持っています。

  • テントサイト(管理棟近くの芝サイト)
  • オートキャンプサイト(離れた場所にある林間サイト)
  • 河原サイト(嵐山渓流沿いのサイト)
  • 離れサイト(バンガロー横のサイト)
  • 旧第2駐車場サイト(以前駐車場として利用されていたサイト)

 

以下、各サイトの特徴を記載しておきます。

テントサイト

『テントサイト』は管理棟前に広がる芝サイトです。地面はやや固めですが、他のサイトと比較すると、最もペグが打ちやすいです。

車の乗り入れは不可ですが、サイトに隣接した広い駐車場がありますので、オートキャンプも可能です。管理棟脇にあり、唯一の水洗トイレ(和式ですが)や水場も近いです。どこのサイトに設営するか迷ったら『テントサイト』にしておけば間違いないでしょう。

オートキャンプサイト

『オートキャンプサイト』は、その名の通り車の乗り入れが可能で、静かで雰囲気の良いサイトです。サイトのすぐ裏側に渓流があることもポイントです。

地面はかなり硬いので、鍛造ペグ等が必須かと感じました。

『オートキャンプサイト』のみ、他のサイトと遠く離れた場所に存在しています。場所がわかりにくいので、事前に係の方に行き方を聞いておきましょう。

『オートキャンプサイト』には、極細の林道を200〜300メートル程通って行く必要があるので、運転にはくれぐれも注意してください。対向車がきた場合、すれ違いはできませんので、祈りながら進みましょう。

トイレは簡易式ボットントイレで、写真を掲載するのは自主規制します。正直、大はムリで、小でも息を止めて用を足すレベルです。仮にオートキャンプサイトに設営後、大をしたくなった場合は、管理棟前の水洗トイレ(1キロ位離れているので要注意!)まで戻る必要がありますので覚悟しておきましょう。

また、オートキャンプサイトには水場もありませんので、(仮にあったら申し訳ありません。随分探しましたが見当たりませんでした。)こちらも相当な不便を覚悟しておく必要があります。

河原サイト

『河原サイト』は渓流沿いの野趣あふれるサイトで、川のせせらぎと野鳥の鳴き声が常に鳴り響く、雰囲気抜群のロケーションです。

ペグは刺さりにくいので、鍛造系を用意しておきましょう。

管理棟からほど近く、トイレや水場も使用しやすい上に、直火ができるのが魅力です。

ただし、管理棟から『河原サイト』に移動するには、写真のような急な階段を下る必要があります。アウトドアワゴン等は使用できませんので、軽装備(またはウルトラライト系)キャンパー向けのサイトとなります。

離れサイト

『離れサイト』は、バンガローゾーンの周辺のサイトです。地面の硬さは『テントサイト』同様、やや硬めです。

『離れサイト』に行くには、橋をわたり坂道を登る必要があります。橋の横幅は1メートル程で、手すりが無いので落ちないように気を付けてください。

対岸まで、荷物をワゴンで運ぶこともできます。滑車のロープを人力で引っ張ります。

実際に空のワゴンを全力で引っ張ってみたところ、対岸に到着するのに約1分かかりました。寒空の中でも軽く汗ばむ位の運動量です。ワゴンに荷物を積載すれば当然もっとハードな運動になるでしょう。

『離れサイト』には水場がありますが、写真の通り最低限のレベルです。

『離れサイト』にはトイレも設置されていますが、中の写真は自主規制レベルです。まともなトイレを使用したいのならば、橋を渡って管理棟前まで行く必要があります。手すりの無い橋ですので、特に夜間は落下しないように気をつけて下さい。

旧第2駐車場サイト

『旧第2駐車場サイト』は管理棟に向かう途中にあるサイトです。元々駐車場として利用されていた為、地面はガッツリ硬いです。

プラペグなどは1ミリも通りませんので、屈強なペグが必須となります。

『旧第2駐車場サイト』は車の乗り入れができるので、重装備な方にオススメのサイトです。ただし、トイレと水場を使用する際は管理棟前まで移動する必要があります。片道200メートルほどの急勾配の坂道を往復することになりますので、軽く覚悟が必要です。

月川荘キャンプ場のまとめ

  • とにかくワイルド。設備面に期待してはいけない!
  • 小さな子ども連れの方や女性には敷居が高い!
  • 潔癖症な方にもオススメできない!
  • ソロキャンプ向けのキャンプ場!
  • 自然豊かでキャンプ本来の楽しみを追求できる!
  • 全てがフリーサイトで通年営業!
  • 様々な特色のサイトがある!
  • ペグは強いの持っていけ!

以上、月川荘キャンプ場の特徴をまとめてみました。自然を愛するソロキャンパーには最高のキャンプ場ではないかと強く感じました。

ではまた!

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村のカズさん
松戸市在住40代男性キャンパー。ソロキャン7割・ファミキャン3割で、年に20泊ほどキャンプしています。「ソロキャンもファミキャンも楽しみたい」世のお父さんキャンパーの為にブログを立ち上げました。